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バイオ情報はエナジー

Cognano は、コンピューター支援による創薬を目指すベンチャー企業です。アルパカから得た大量の VHH データを活用して、医薬品の設計と開発を最適化するための新しい創薬プラットフォームを開発しています。新たに特定したがん特異的抗原と抗体医薬品の開発パートナーを積極的に募集しています。注力分野は次のとおりです。

  • トリプルネガティブ乳がん (TNBC)
  • 膵臓がん
  • 小細胞肺がん

私たちについて

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VHH抗体の研究

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抗原

3億リード

抗体遺伝子

3千万クローン

ラベル付き抗体のシーケンス

ピッチ

2024年6月にLondon Tech Weekが開催されました。日本からは選別されたベンチャー6社が出展しCOGNANOはその一つです。次の動画は、Lodon Tech WeekでCOGNANO代表の伊村が行ったピッチ動画です。ブログ記事はこちら

VHH抗体

われわれDNA生物にとって、ゲノムは終生変化してはならないものですが、抗体遺伝子だけはほとんど無限に変容することができ(ハイパーミューテーション)、後天的に獲得した抗体はウイルスや細菌やがんと戦ってくれる武器になります。その意味で抗体は自然が生み出した傑作です。進化上、八つ目うなぎなど軟骨魚類から発生しており、その後さらに複雑な形式(2軽鎖+2重鎖=4量体)を取るようになりました。1989年、アルパカ、リャマ、ラクダが持っている抗体の一部は、例外的に重鎖のみから構成されることが偶然発見されました。重鎖抗体はシンプルな構造だけに、解析が容易で工業生産にも向くことが期待され、ベルギーとEUの後押しでAblynxというバイオテックが誕生しました。ここで企画された「必要最小限にまでシンプル化した小型抗体」をVHH抗体、またはnanobodyと呼んでいます。なぜラクダ科動物が重鎖のみの抗体を持ってい...

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プロジェクト

Unmet Medical Needs を解決する創薬パラダイム
株式会社池田泉州銀行
  • Research Grant
アルパカVHH抗体を用いたサンドイッチ法の高度化による「スマートVHH-ELISA」の開発
成長型中小企業等研究開発支援事業(経済産業省 Go-Tech事業)
  • Research Grant
京都市ベンチャー企業目利き委員会A ランク認定
京都市
  • Research Grant
  • Certification
アルパカ繁殖の効率向上の方法論開発
京大農学研究科応用生物科学専攻生殖生物学研究室(南直治郎教授)
  • Joint Research
下水中の環境ウイルス検査装置の開発
「産学公の森」(企業の森・産学の森)推進事業補助金(公益財団法人京都産業21)
  • Research Grant

免疫応答と機械学習のシナジー

脊椎動物は軽鎖重鎖からなる複合体(フルボデイ)抗体を作る能力を有しますが、ラクダ科動物だけは、フルボデイに加えてシングルドメイン抗体を持っています。シングルドメイン抗体はリンパ球遺伝子から簡単に遺伝子ライブラリ化することができ、免疫されたラクダ科動物が創出した抗体はビッグデータとなります。

分子間相互作用(抗原抗体反応)を利用したバイオパニングでラベル化されたデータは、COGNANOの独自アルゴリズムで統合され、抗原分子への結合特性(結合親和性、エピトープ)が予想できるようになります。莫大なリアル抗体データを機械学習することで、抗体特性を計算し、シーズとして高速に提供できるCOGNANO社オリジナルのプラットフォームです。

なお、免疫しないナイーブライブラリを解析しても、結合抗体の種類が少なすぎるので、機械学習の教師データにはなり得ません。従来のマウスに比べて1万倍の効率で目的の抗体を見つけられます。